コラム 知っておきたいお金の話

ガン保険について真剣に考えてみる1

ガン保険に入っていますか?

日本人の死因のトップはガンです。
2人に1人はガンで死亡する時代です。

がん情報サービスの統計によると、2010年にガンで死亡した人は約35万3千人で、死亡率は男性が女性の約1.5倍になっています。

また、ガンは治療費が高額になりがちな病気であり、高度先進医療を受けた場合には治療費が300万前後となる場合もあります。

・・・なんて、よく耳にしますよね。
こういったキャッチコピーによって必要以上に将来の健康に不安を感じ、割高なガン保険を契約してしまうのでしょう。私もそうでしたし。

私自身もCMでよく見掛けるガン保険といえば・・・という保険会社のガン保険に入っています。
入院・通院1日10,000円、ガンと診断されたら50万円の一時金、以後4年間は10万ずつの年金もあり、高度先進医療にも対応・・・ガンになってもこれで安心と思えたので、この保険に決めたのでした。
当時、『ガンになってもとことん戦う為に備える』ことが最大の目的であったので、この保障内容が一番ピッタリだと考えたわけです。

ただ、このガン保険に入った時はお金に関する勉強もファイナンシャルプランナーの勉強も全くしていませんでしたし、ガン検診も受ける前だったのです。
FPとなった今「はたしてこのガン保険が本当に今の自分にとって最適な保険なのか?」とじっくり見直しをしている最中です。

保険商品は本当に数が多く複雑なので、まだ新しい最適な保険は見つかっていません。
ファイナンシャルプランナーという肩書きでお仕事をしておりますが、あらゆる保険商品を熟知しているわけではありませんし、みなさんと同じ一消費者の立場でもあります。

こちらのコラムでガン保険を検討する過程を全て公開していきますので、ガン保険について悩んでいらっしゃる方の参考に少しでもなれば幸いです。

では、最後に私のガン保険の見直しについて少し整理させていただきます。

<見直し理由>
・人間ドッグとその後の精密検査により、現在の自分のガン発症リスクは限りなく少ないと見積もることができる
・月々約2,830円のガン保険が割高に感じている
・ガンで死亡するリスクは女性より男性の方が高く、女性の場合はリスクは約41.6%であること。裏を返せば58.4%の確率でガン以外で死亡するということで、そうなると払い込んだ掛け捨てのガン保険料は捨てたと同じとなってしまう
・家系的に脳卒中や脳梗塞など血管系の疾患を患うことが多いので、ガン保険だけでは不安
・統計によるとガン患者の平均治療費は年額約101万円で、高度先進医療の利用者は0.15%程度である※1
・ガンを経験しているFPの方から、「100万前後自由になる貯蓄があるならガン保険に入る必要性がないとも考えられるし、生涯支払う保険金額を計算してみるといい」というアドバイスをいただいた

<見直しの方向>
・ガンだけではない総合的な医療費対策を充実させたい
・保険も一種の金融商品であり投資とみるならば、終身保険でのカバーも検討対象に加えたい

このコラムで使用させていただいたデータは主にがん情報サービスが公開している『がんの統計’11』より引用させていただきました。
ガンに関する様々なデータがPDFで公開されています。
がんの統計 ’11

【用語解説】
高度先進医療:健康保険の適用外の治療で全額自己負担となります。
「高度の医療技術を用いた療養その他の療養であって、保険給付の対象とすべきものであるか否かについて、適正な医療の効率的な提供を図る観点から評価を行うことが必要な療養」と厚生労働大臣は定めています。

厚生労働省による高度先進医療と高度先進医療実施機関の一覧

※1高度先進医療の利用率については、厚生労働省が公表している平成23年の陽子線治療件数1508件、重粒子線治療件数873件、腫瘍脊椎骨全摘術件数12件の合計をガン治療継続患者数152万人(推定)で割って算出しました。

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