コラム 知っておきたいお金の話

ガン保険について真剣に考えてみる2

今、自分のガン保険を本気で見直ししています。

今回は

金融商品としてガン保険はどうなのか?
投資の対象としてガン保険はどうなのか?

という点について書いていきたいと思います。

まず、私自身がガン保険を契約した当時の心境を思い返してみます。
当時、体の一部に今まで感じたことのない違和感があり、また健康診断を2年連続で受けていなかったということもあり、自分の健康に強い不安を持っていました。
重い腰を上げて人生初の人間ドッグを受けようと思い立ちましたが、その前に何故だかガン保険にとても入っておきたくなり、ガン保険を契約してから人間ドッグを受けたのでした。
やはり違和感もありましたので、想定どおり人間ドッグの結果はよくないもので、精密検査となり凹みましたが、ガン保険のお陰なのか、どんな結果でも戦っていけるという希望は持てていました。
検査を何回も重ね、幸い良性で経過観察でよいという結果でしたので、ガン保険によって受けた最大の恩恵は、検査結果が出るまでの不安な時期に希望をくれたということかもしれません。

ただ、確率通りに60歳までガンとは無縁の生活を送れたとしたら、25歳で加入した場合の60歳までに支払うガン保険の総額は、2,850円×12ヶ月×35年=1,197,000円になります。
80歳までのガン罹患リスクが25.6%ですから、80歳までガンと無縁だったとしたら、支払う総額は2,850円×12ヶ月×60年=2,052,000円になります。

では、ガンになった場合に受け取れる金額の見込みを算出してみます。

診断一時金         50万
年金             40万
手術一時金         10万
入院給付金    1万×24日 = 24万
通院給付金    1万×24日 = 24万
————————————————
合計           148万円

高度先進医療を受ける確率は低いので計算からは除外しておきます。
入院給付金と通院給付金は平均的な日数で計算しました。

約150万円という計算結果となりました。
60歳までに約120万支払って150万円の受け取りだとして返戻率125%
80歳までに約200万支払って約150万円の受け取りとなるとマイナスですね。
しかも、50%以上の確率でガンにならない可能性だってあります。

金融商品として考えると、かなりハイリスク・ローリターンな商品に該当しませんか?
あくまでも、統計どおりに高齢に成るまでガンとは無縁でいられたらという仮定の計算になりますが・・・

しかも、リターンが得られる条件はガンになった場合のみとなります。
ガンに備えるために保険に入るという選択肢だけではなく、月々の支払い保険料相当額を運用するという手段も有効なのではないでしょうか。保険ではなく資産運用であれば、ガンになってもならなくてもリターンが得られるのですから。

保険契約というものは、人間の感情に訴えかける商品だと感じています。
どこまで感情を切り捨てて、理論的に考えられるかどうかが選択の大きな分かれ目になります。
ガンになる不安に備えたいのであれば保険を選ぶことが最適ですし、私のように保険にさえリターンを求めるのであればガン保険はあまり魅力的な商品ではないかもしれません。

これまでの検討内容で、私自身はガン保険を解約する方向です。
次回からは、医療保険についていろいろと考えていきたいと思います。

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