気が付くと物だらけになってしまうリビング、洋服で溢れかえるクローゼット…普通に暮していたら、荷物はどんどん大きくなってしまうものです。家は大掃除できれいにしても、パソコンの中やサイトの中はぐちゃぐちゃになっていませんか?PCとホームページのデジタル大掃除のポイントをまとめてみました。
PCの大掃除はこの5つを実行してみよう
- デスクトップをきれいに
- ダウンロードフォルダをきれいに
- あまり使わなかったアプリは削除
- 活躍しなかったChrome拡張機能は削除
- 読まなくなったメルマガを卒業
- 利用しなくなったWebサービスの退会
- MacならOnix、Windowsならディスククリーンアップ
デスクトップをきれいに
「デスクトップにファイルが並んでいる人は仕事ができない人だ」という偏見を持っている人はかなりいます。私もそんな偏った視点を持った一人です。
デスクトップには、何一つ置いていません。真っ白なキャンバス状態にしています。打ち合わせ中や多くの作業を同時進行している時だと、どうしてもファイルの仮置き場としてデスクトップに保存してしまいがちですが、溜まってしまった未整理のファイルを年末にはお掃除しましょう。
できれば、ファイルは作成したその時にすぐに保存場所を決めてあげることがベストです。「お片付けのプロも、モノには全て居場所を作ってあげましょう」とよく言います。そうすることで、大掃除の時にファイルを整理する必要もなくなりますし、余計なファイルが目に入らないので作業効率もUPするはずです。
一昔前までは、プロジェクト別にフォルダを分けて整理整頓するのがメジャーだったりしましたが、今は大きなバケツをいくつか用意して、どんどん放り込んでおけばいいだけです。検索機能がすばらしく向上したので、目的のファイルを探すには、目印の付いた書類棚(フォルダ)を探すのではなく、最初から目的のファイルを検索ボックスに入力して探します。
私自身は、「仕掛中」・「アーカイブ」といった2つのバケツしか用意していません。現在進行中のお仕事に関するファイルは「仕掛中」に。納品済の仕事に関するファイルはアーカイブに保存しているだけです。どんなアプリからもアクセスできるように「inbox」「Archive」と英語表記にしています。
この場合、ファイルの名前の付け方のルールを自分で決めておくと、検索で目的のファイルがすぐに見つけられるようになります。「クライアント名+プロジェクト名+アルファ」のようなマイネーミングルールを作りましょう。
ダウンロードフォルダをきれいに
デスクトップ同様に「ダウンロード」フォルダも、ネットからダウンロードしたファイルで溢れかえってしまいがちです。基本的にダウンロードフォルダに残ったままのファイルは、もう必要ないゴミ箱行きだけにして、デスクトップ同様、重要なファイルはダウンロードした時に、きちんと保管場所を決めてあげましょう。
あまり使わなかったアプリは削除
ひと手間かけてインストールしたアプリも、今年1年出番が無かったのなら、不必要なものではないでしょうか。ばっさりアンインストールしてしまいましょう。
パソコンやネットの世界は変化が目覚ましいので、一昔前は大活躍していたアプリだったとしても、今使わないならPCに入っている必要がありません。
活躍しなかったChrome拡張機能は削除
便利なChrome拡張機能も、あまり活躍しなかったものはどんどん削除してしまいましょう。右クリック→「Chromeから削除」で簡単に削除できてしまいます。
拡張機能が多過ぎると、Chromeの動きが遅くなって閲覧時のストレスになりますし、拡張機能を悪用したスパム化やマルウェア化事例もあります。
危険度Xクラス。突如マルウェアに変化したChromeの人気拡張の存在が明らかに
不正なChrome拡張の悪質化(マルウェア)に引っかかってしまった
人気のあるChrome拡張機能を買い取った後に、スパム化やマルウェア化するようにプログラムを変更し、自動更新で勝手にアップデートさせるという流れです。拡張機能については、審査が甘いようで、気付かぬうちに重要な情報を盗まれていたということが発生しています。ブラウザーがマルウェアに感染すると、ネット銀行・ネット証券・クレジットカード情報などが盗まれて、経済的被害へと発展する可能性があります。不必要な拡張機能は削除していきましょう。
読まなくなったメルマガを卒業
興味のある分野のメルマガを登録していても、だんだん読まなくなることが多々あります。メルマガを一定期間購読していくと情報が飽和状態になっていくからではないでしょうか。マーケティングやSEOの知識を増やしたくて登録したメルマガでしたが、おかげさまで基本的な知識を一通り学ぶことができたので、卒業することにしました。
「メールを削除すればいいだけ」だと意見する方も多いのですが、削除するその1秒ですら大切にしているのが成功する人の共通点だったりします。一流の人ほど、決断と行動が早いです。一緒に見習いましょう。
利用しなくなったWebサービスの退会
「便利!」「画期的!」だとアカウントを取得したウェブサービスをすべて活用できていますか?自分には不向きだったサービスや、もう必要がなくなったサービスは退会手続きをしておきましょう。
今年は、クラウドストレージサービス・英語学習サービスを退会しました。クラウドストレージサービスは加入し過ぎていたので減らし、英語は結局勉強できませんでした…また、InstagramとTwitterのアカウントも削除しました。Instagramで公開するようなおしゃれな生活を送っていない自分に気づいたので…
アメブロも記事を更新することをやめました。アメブロに永く読んでほしいストック記事を書いてもSEOが弱いこと、またアメブロのドメインスコアが低く、アメブロからのリンクはSEO上マイナスになっていたので、ほぼ削除してしまいました。
あと、Office365を思い切って解約してしまいました。Officeは何かと仕事で使うことが多いのですが、毎月1,274円払うほど使っているかというと、GoogleアプリやMacのKeynoteやPagesでも十分なレベルでしか使っていないことに気付いたんです。VBAでマクロやプログラムを作りこむなら必要ですが、現在はそのようなお仕事依頼が無いので、依頼が来るまでやめておきます。
MacならOnix、Windowsならディスククリーンアップ
最後に、パソコン自体の大掃除をアプリで簡単に済ませておきましょう。MacならOnixという無料アプリが昔からよく利用されています。私もOnix愛用中です。
Windowsなら、「ディスククリーンアップ」を使って、PCの大掃除ができますね。Windows10なら、エクスプローラーからディスククリーンアップができるようになりました。Win10以前なら、アクセサリフォルダやコントロールパネルから「ディスククリーンアップ」を実行してみましょう。
ここまでデジタル断捨離をすると、来年にはまた新しい情報がスムーズに取り入れられるようになります。PCがゴチャゴチャしていると、頭の中までぐちゃぐちゃになってしまいますので、年末の数時間をデジタル大掃除に充ててみてはいかがですか。
次の記事では、ホームページの大掃除のポイントをご紹介します。