当事務所の公式サイトをオープンしてから2年が経つのですが、PV数が増加するにつれサイトへの攻撃数も比例して酷くなっていきました。
以前のレンタルサーバーでは、安心してサイト運営ができないと判断し、レンタルサーバーを引越しすることにしたのです。その時に重視したポイントについてお話していきたいと思います。
低予算レンタルサーバーのデメリット
以前は、クイッカのライトプラン利用で年間予算2,760円で運営していました。サイトを公開時してから1年間は、1日の訪問者数も50人前後で何の問題もなかったのです。
サイト運営開始から1年を経過し、コラムの記事数が100を超えた辺りから、Googleからの検索流入数が飛躍的に増え、1日のアクセス数が10倍以上になったところで、海外からのアクセスの方ががすさまじい勢いで増加し始めました。アクセスログで確認してみると、海外からのアクセスのほとんどは、改ざんや乗っ取り目的です。
クイッカでは、改ざんや乗っ取り、不正アクセス目的の攻撃を防御するためのサービスが用意されていません。.htaccessファイルを利用することができるので、IPアドレスを指定してアクセス不可にするよう書き込んでいましたが、次々と変わるIPアドレスに対応しきれませんでした。
海外からのアクセス全てを除外する勇気もなく、攻撃によって転送量制限の32GBを超えてしまう月が続き、毎月転送量増加オプションを購入する始末。年間予算3000円以下のはずが、年間予算が9000円に膨れ上がってしまっていました。
そして、今年のGW頃からは攻撃も含めたアクセス数がさらに倍増し、転送量増加オプションで対応しても制限を超えてしまい、「509 Bandwidth Limit Exceeded」エラー続発でサイトが表示されなくなってしまうことが続いたので、転送量制限の厳しいクイッカを離れることに決めました。
レンタルサーバーの料金の差とは性能とサービスの差
安いレンタルサーバーには、理由があります。
1)サーバーのスペックが低いので、ホームページの表示スピードが遅くなる
レンタルサーバーをエックスサーバーに変えただけで、Google Page Speed Insightsのスコアがアップしました。サーバーの応答時間が高速化されたことが要因です。
2)与えられる容量が少ないので運営できるサイト数に限りがある
クイッカのライトプランでは、ディスク容量10GB、データベース5、独自ドメイン50個、メールアカウント10個まで利用が可能なので、画像や動画の少ない50サイトまでなら、なんとか運用できるかもしれません。
一方、エックスサーバーのX10プランでは、ディスク容量200GB、データベース50、独自ドメイン無制限、メールアカウント無制限と、与えられる容量にかなり余裕が生まれます。
そのため、たくさんのサイトを運営するアフィリエイターの方でも、契約をエックスサーバーだけにまとめることが可能になります。
3)バックアップや国外IP制限などサービスが充実していない
エックスサーバーには、バックアップ、WordPress高速化、WordPressセキュリティ設定、SSL化などのサービスが充実していて、ボタンをクリックするだけで簡単に設定することができます。
低価格のレンタルサーバーより初心者にやさしいのです。
4)サポート対応に差がある
問題が発生した時のサポートのスピードに差があることを感じています。
エックスサーバーでは、メールでの問い合わせの他にフリーダイヤルでの電話サポートもありますが、低価格のレンタルサーバーのサポートはメールのみが当たり前です。
また、メールの問い合わせにも、エックスサーバーはすぐに回答してもらえるので、トラブル発生時にも安心できます。
何より価格を重視するのなら、レンタルサーバーを安さで選んでもいいでしょう。
ただ、将来的にアクセス数を伸ばしていきたいのなら、安いレンタルサーバーではすぐに限界がきますし、ある程度のPV数が維持できれば、GoogleAdSense等の広告収入でレンタルサーバー代などすぐに回収できるようになりますよ。
今回のレンタルサーバー移転では、何よりもコストパフォーマンスを重視したかったので、エックスサーバーのX10プランを選びました。
これから新たに製作する複数のポータルサイトにも、問題なく対応できそうです。
レンタルサーバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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